業績報告

半期受注高が急伸し、過去最高額に

2022年2月

第2四半期連結累計期間の業績報告

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの変異株による感染の再拡大が重しとなったものの、経済・社会活動の正常化が進みました。一方で急回復した需要に対する供給不足やサステナブルな社会への移行に伴うエネルギー需給の不均衡などにより、欧米を中心としてインフレが進み、広範な品目で物価が不安定に推移しました。そのほかにも米中摩擦激化による悪影響などもリスク要因として懸念されますが、概ね2022年にかけて経済の回復基調は続くと見込まれています。

当社グループの主要販売先である半導体業界では、5Gのスマートフォンをはじめとする通信機器のほか、リモートワークおよびオンライン会議などクラウドサービスの広がりによるパソコンならびにデータセンター向けの半導体需要が堅調に推移しました。特に最先端の半導体に対する需要が強く、ロジック・メモリ半導体メーカーは最先端のEUV(極端紫外線)リソグラフィを用いた既存の半導体製造工程の能力増強と、さらに微細化を進めた次世代製造工程への投資を積極的に行っています。

このような状況下、当第2四半期連結累計期間の売上高は369億29百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益は128億3百万円(同6.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が97億35百万円(同16.4%増)となり、売上、利益のいずれも上半期の過去最高を更新することができました。

通期の見通しについては、期初予想から変更はなく売上高830億円、営業利益270億円、親会社株主に帰属する当期純利益210億円を見込んでいます。

第2四半期連結累計期間の受注状況

当第2四半期連結累計期間の受注高は1,788億81百万円となり、半期受注高で過去最高だった前年上半期の585億29百万円を大幅に上回りました。EUVマスク関連製品の受注が引き続き牽引しており、通期受注高でも過去最高を更新する見込みです。

中期経営計画フェーズ3+(プラス)

2021年は変異を続ける新型コロナウイルスに翻弄されましたが、ワクチン接種が進み1年遅れの東京オリンピック・パラリンピックが開催されるなど、経済・社会活動の回復で明るい兆しが見えた年になりました。ソーシャルディスタンスに配慮した生活様式と非対面コミュニケーションが定着し、5G普及に続いてメタバース(仮想空間)、VR(仮想現実)やNFT(非代替性トークン)などの新しい技術が黎明期を迎えました。また、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)社会の実現に向けた各国・企業の動きが活発になり、具体的な取り組みが本格化しつつあります。半導体はこれら社会の発展や課題解決に不可欠の役割を果たすキーコンポーネントとして、ますますその重要度を増しています。

当期は中計フェーズ3+の初年度です。当社は、急拡大する半導体需要ならびに高度化が進む半導体製造技術を成長の好機と捉えて、EUV関連などの先端分野に注力いたします。下半期には引き続き「成長を支える基盤強化」に努めるとともに、お客さまのご要望と市場の変化に即応して最先端ソリューションをタイムリーに提供し、より多く社会に貢献することにより事業の成長を目指してまいる所存です。

中間配当

中間配当額は、前期中間配当より12円増配の32円といたします。期末配当は50円(前期比5円の減配)を予想しており、通期で82円(前期比7円の増配)となる見込みです。

レーザーテックは、「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」を経営理念として、当社の強みである光技術を生かしたビジネスを通じて世の中に貢献し、業績の向上につなげてまいります。

  • 2021年7月から2024年6月までの3カ年中期経営計画で、当期は初年度。